プレミアの移籍金総額が史上最高に!
ロイター通信によると、プレミアリーグの移籍金総額が今までで最高額を記録したとのことです(収入・支出を合わせた額として)。今年の移籍市場はプレミアリーグの各チームが積極的な動きをしたことの表れです。
ロイター通信の記事いわく日本円でいうとその総額は約808億円。プレミアリーグのクラブだけでこれだけのお金が動いたわけですね。そりゃJリーグとは違う規模なわけです。スペインやイタリアは国の経済が疲弊している影響もあり、大金を動かせるクラブは限られていますし、ドイツはまだまだ超大物が動くようなリーグではない。プレミアが再び競争力のあるリーグとして盛り上がっていく兆しなのかもしれません。
その移籍の中身の詳細は後日、自分なりに分析してみたいなあと思いますが、スパーズ、リバプール、そしてチェルシーは質量ともに十分な補強ができたのではないでしょうか。そして、マン・シティも毎年変わらずの大型補強。これらのチームの補強の成功はそのまま今季のリーグ成績に影響してくるのでは?と思います。
興味深いのはアーセナル。かなり早い段階から「補強する!」と宣言してから、結局エジルを獲得したのは最終日。大物は釣れましたが、もう少し早く夏の宿題はできなかったものかなあ(笑)これでガナーズファンが納得できたのか。それはエジルのパフォーマンス次第だろうとは思いますが、興味深いところです。
そして、心配する向きが多いのはユナイテッド。周りのライバルチームが着々と戦力を整える中、実際に補強できたのはフェライニをぎりぎり獲得できたのみ。フェライニはもちろん一流の選手ですが、昨年のファンペルシーのように既にビッククラブで経験を積んで来た選手とは違うので救世主的な活躍を望むのは酷です。昨年とあまり変わらないチーム力で果たしてどこまでライバルたちに太刀打ちできるのか。試練のシーズンになりそうです。
ちなみに、プレミアのクラブではありませんが、今回の移籍市場で最も収入を得たのはロシアのアンジ・マハチカラとのことです。クラブの財政事情が厳しくなったのでエトーやウィリアンなどの高額選手を放出した結果ですね。うまく選手を育てて売ったのではなく、オーナーの懐事情によるものですので、こういったのはなんか寂しいですね。マーケットに良い影響を与えるものではないですし、少し対策を考えてほしいものです。
参考:
今夏の移籍金ランキング、100億円超のベイルが1位…20位でも30億円超
推定移籍金:9100万ユーロ(約118億3000万円)
▼2位:エディンソン・カバーニ(FW|ウルグアイ代表)
推定移籍金:6450万ユーロ(約83億9000万円)
ナポリ→パリSG
▼3位:ラダメル・ファルカオ(FW|コロンビア代表)
推定移籍金:6000万ユーロ(約78億円)
▼4位:ネイマール(FW|ブラジル代表)
推定移籍金:5700万ユーロ(約74億1000万円)
サントス→バルセロナ
▼5位:メスト・エジル(MF|ドイツ代表)
推定移籍金:5000万ユーロ(約65億円)
▼6位:ハメス・ロドリゲス(MF|コロンビア代表)
推定移籍金:4500万ユーロ(約58億5000万円)
ポルト→モナコ
▼7位:フェルナンジーニョ(MF|ブラジル代表)
推定移籍金:4000万ユーロ(約52億円)
▼8位:ウィリアン(MF|ブラジル代表)
推定移籍金:3800万ユーロ(約49億4000万円)
アンジ→チェルシー
▼9位:マリオ・ゲッツェ(MF|ドイツ代表)
推定移籍金:3700万ユーロ(約48億1000万円)
▼9位:ゴンサロ・イグアイン(FW|アルゼンチン代表)
推定移籍金:3700万ユーロ(約48億1000万円)
レアル・マドリード→ナポリ
残りは引用先よりご覧下さい。やっぱり点を決められる選手には価値がつくんだなという印象です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130903-00132591-soccerk-socc