日刊私的フットボールNews

個人的に気になるサッカーニュースを自分なりに味付けしてお届け。お好みでない場合はご容赦を。

太いフェライニと細いヤヌザイ

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プレミアリーグ第4節

マン・ユナイテッド 2−0 クリスタルパレス

 

途中で選手が1人退場した昇格チームに対して、ゴールはファンペルシーのPKとルーニーのフリーキックのみ。これで大丈夫か、チャンピオンチーム!?となりそうな試合でしたが、フェライニのデビューというとりあえずは明るい材料もあったそんな試合。

 

 ブーイングを浴びたアシュリー・ヤング

モイーズのサッカーのコンセプトは縦に速いサッカー。というわけで、サイドのプレイヤーは縦にいけるバレンシアやナニ、アシュリー・ヤングが起用されています。今日も左にヤング、右にバレンシアでした。1点目のPKは元々ヤングがゴール前で倒されたことによって得たPK。ヤングの貢献度は本来、この試合ではMVP級のはずでしたあ…なんとオールド・トラッフォードのファンの一部からはブーイング…!?

 

フェアそしてクリエイティブなプレーを求めるファン

そのブーイングの一番の原因は、PKとなった以前にもダイブでイエローをもらっていたのです。つまり、彼はゴール前で2度すっ転んでいる。それをファンはフェアではないのではかと見ていたようです。後半途中でヤヌザイと交代する際にもブーイングまじりの拍手で送り出されました。モイーズはすかさずヤングにフォローしていたようですが、ヤングのフェアではなかったかのようなプレーとチーム全体の低調なパフォーマンス(特に組み立てが単純な攻撃に対して)の両方に対する意味のブーイングだったのではないでしょうか。

 

雰囲気を変えた大木と小枝コンビ

その低調なチームにあって、光明と言えそうなのが途中出場のフェライニとヤヌザイだったと思います。2人が続けてピッチに立つ姿は実に対照的でまるで太い大木と細った小枝のようf^^;フィジカルモンスターの前ではヤヌザイの細さが目立ってしまいますね…。フェライニは中盤でしっかり睨みをきかせて、ポゼッションを高めることに貢献しました。ヤヌザイはトップ下ではなく左サイドでプレーしましたが、サイドでポイントをつくって、チームの攻撃にアクセントを加えることに成功。レギュラーとまではいかなくとも今後も出番はありそうな印象の残るプレーでした。

 

香川はインフルエンザ。今後は?

日本人にとって気になるのは香川の動向ですが、どうやらインフルエンザに罹っているようで欠場。ただ、ヤヌザイのプレイを見た時に、「ああ、ここに香川の出番がありそうだな」とは感じました。サイドでポイントをつくって攻撃のリズムを変えたいという時に香川がファーストチョイスになっていければいいのでは?と思います。でも、開幕前まで第4節までリーグ戦出場なしとは本人もファンも誰も予想しなかったことでしょうね。おそらくCLまでは休むでしょうから来週の出場こそ期待したいものです。