日刊私的フットボールNews

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ガーナ戦で見えてきたザックの起用法、序列。

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日本 3−1 ガーナ

【得点】(日)香川、遠藤、本田 (ガ)アチェアンポング

前半に先制点を許し、ハラハラさせられる展開でしたが後半に3点をとって逆転勝利。コンフェデやウルグアイの時よりコンディションが整ってきた選手が増えたのが一番の収穫でした。

 

 グアテマラ戦とは違う意味でのテストマッチ

今回のガーナとの試合はグアテマラ戦のときとは選手起用に違う意味合いをザックは持たせました。前の試合は「なるべく平等にチャンスを与える」こと(そのチャンスが与えられなかった齋藤学や山口蛍はこのガーナ戦で途中出場)。選手それぞれがどういった特徴を持って、どんなプレーをするのかをザックは見極めようとしたように思います。

そして、今回はウルグアイ戦で失敗した「ワールドカップ本番」のシミュレーション。もし、今回のメンバーでW杯を戦うとしたら…と考えてのスタメンなのだろうなと思いました。それはザックの後半の選手起用が6人も交代枠があるようなカードの切り方ではなく、時間を見ながら交代枠を使い切っていったことが物語っています。

 

 

そういう目線で見れば、序列や起用法が見えてくる。

そういった目線で今回のスタメン選出や途中交代の選手を見ていくと、ザックがどのような序列で選手を使おうとしているかがわかるような気がします。一番わかりやすいのは1トップの柿谷でしょう。大迫との今回のプレイ時間の違いを比較すれば、誰を1トップの中心に据えようとしているのかは明白です。主力選手と早く馴染ませたい、強豪との試合を多く経験させて成長させたいという意図が伝わってきます。

また、右サイドバックとして酒井高徳に2試合連続でチャンスを与えたということは、内田の他にもオプションとして右サイドバックの選手をつくっておきたいということなのでは?と思います(それが最終的にどちらの酒井になるかはまだわからんけど)。また、リードした時はやはり守備力の高いボランチを置きたいということ。今日は山口蛍でしたが、来年6月は誰を使うのか。そのあたりも興味深いですね。

グアテマラ戦ではわからなかった現時点での序列、起用法がこの試合で少し見えてきたように思います。

 

ザックは「選び直し」とアジア最終予選後に語ってはいましたが、今日の試合でスタメンのメンバーはおそらく安泰でしょう。そして、離脱した岡崎も。となれば、やはり残りのメンバーは高い壁ですが、残り少ない試合でレギュラーメンバーに負けない活躍をしなければなりません。